生活保護は世帯ごとの認定の意味とは~同居人や同棲恋人は?

生活保護の認定は世帯ごとに審査される、というお話をします。

例を1つ出します。


ある3人家族の世帯で

自分70歳・夫75歳→両方とも年金暮らしで仕事なし

息子40歳→派遣社員で働く 月給10万円


という家族がいて年金と息子の給料だけではやっていけない


生活保護が受けられないかと考えた時に、働いている息子は置いておき自分と夫の二人だけで生活保護は受けられないの?

と考えた時にどうなるのでしょうか?



生活保護は世帯ごとの認定


上の例でいえば、生活保護が受けられるかどうかの判断は

・年金暮らしで生活保護を受けたい夫と自分(嫁)の2人でなく

・同じ世帯の息子を含めた3人の収入


で判断されます。


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そして3人合わせた収入が


・世帯の収入が最低生活費

に生活保護が受けられます。

→最低生活費とは



数字は正確に計算した訳でなく大まかな例ですが

・福祉事務所が計算した3人の世帯の最低生活費は  25万円

・今の3人の生活費は 自分と夫の年金 → 8万円

           息子の給料   → 10万円


最低生活費 25万円  >   世帯の合計収入  18万円


で最低生活費に収入が足りていないので、生活保護が受けられる。となります。


そして 計算した最低生活費 25万円がまるまる全部もらえるのでなく足りない分がもらえます。 →。  



計算式は  

世帯の最低生活費  -  世帯の収入 =保護による支給額

となります。


だからこの3人家族の場合は


25万円 - 18万円 = 支給額 7万円 となります。


反対に

・同居する息子の収入が月収60万円

で高給取りなら、同居する息子がケチで生活費を渡さない、親は年金だけで貧乏だから受けたいと思っても、

世帯の最低生活費を超えてしまってるので受けられません。



世帯の収入には何があるか、世帯単位で調査される


では上の例では、年金や息子の派遣先での給料を「世帯の収入」としましたが、収入に含めるものはどんなものがあるのでしょうか?


くわしくは こちらで収入に含めるものを解説していますが大まかにいえば


・仕事の収入(バイト・正社員の給料問わず)

・手当類(年金、児童手当、雇用保険など)


になります。


実際に生活保護の申請を出せば、上の例でいえば、息子は別に生活保護は受けなくてもいいんじゃと思っていても、あくまで世帯ごとですから


・自分と夫の年金手帳

・息子の給料の明細

などの提出を福祉事務所から求められるでしょう。



「世帯」の意味


生活保護で考える「世帯」は住民票や住民基本台帳の「世帯」とは広く解釈されます。


・同じ住居にすみ、一緒に生計を立てて暮らしている人の全員


つまり

・生活費が一緒になっている


のであれば1つの「世帯」と考えます。


そうすると、

・血がつながった家族以外の、赤の他人


も世帯の一員となるケースもあるんですね。例えば

・居候や同棲中の人と一緒に暮らしていても生活保護では同じ世帯

と考えます。


→世帯分離とは

 居候は世帯分離にしてもらえる可能性あり



例えば、同棲中なら半分夫婦みたいな状態で食住は家族みたいな状態ですよね。


同じ家に住んで、同じ釜の飯を食べて同じ洗濯機で洗濯していて生計を1つにしている、という解釈になるんですね。


役所に出す住民票では居候や同棲中の人は同一世帯にはなりません。ここが違う点です。




上の生活費を一緒にしている点を考えれば、他にも

・出稼ぎで夫が他県で働いている

・子どもが他県の学校で寮生活を行なっている

・家族が病気で病院に入院している

・自分が住み込みの仕事で働き、子どもは親戚の家に預かってもらっている


ようなケースも個々の事例で判断されるでしょうが、生活保護では「同じ世帯」となるケースもあります。

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