生活保護相談で就職活動と困窮具合をノートに記録しておく

相談前にしておきたい点を説明します。


求職活動の記録を残しておく



もし病気や障害がなく、元気で働ける状態で生活保護を受けたいのなら



面談の前に、求職活動の記録を残しておくといいでしょう。



例えば


福祉事務所に申請のために面談に行き、「年齢は?」と聞かれ「41歳です」と答えました。



働ける年齢ですから「仕事は探されてますか?」と聞かれるかもしれません。


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その時に「先週までに2社に応募をしました」と伝えたとします。



職員の人から「それしか受けてないんですか?」と「生活に困っているのなら、


もっと必死に仕事を探すだろう、何十社と応募するだろう」と暗に言って断ろうとするかもしれません。



ハローワークを紹介されるかもしれません。




たしかに生活保護の条件の1つに


・稼働能力の活用 = 働ける能力を活かす


という項目があるのですが、


たとえ仕事がない(=稼働能力を活かす場がない)としても



・稼働能力を活用する意思があるかどうか = 求職活動をちゃんとやっているか


という条件があります。



だから誠実に求職活動をやっている、というのを証拠として福祉事務所に提出した方がお互いに分かりやすくなるのです。




またそもそもですが、その求職活動については



何社の会社に面接に行ったからとか、応募を10社したから生活保護が受けられる、といった



・数字のルールは法律では決まっていません


・努力の量が決まっているわけではありません



もしちゃんとやっているのに「もっと応募してもらわないと」と言われたら、


「求職活動の回数に生活保護法でも厚労省の通知でもノルマはありませんよね。法的な根拠を教えてください」と根拠を求めましょう。



ただやはり常識的に考えて


・必死で仕事を探す人の常識的な応募の状況


は求められると思います。



月に応募は3社で、面接は1社だけしか受けてないのなら「本当に仕事を探す気はあるのか?」と思われるでしょう。



残りのお金が3万円しかなくて、本当に必死にハローワークに通って良い仕事が見つかればそれで生活保護を受けないで済むのですしね



やり方



・ノートを1冊用意します



・ハローワークに週に2~4回は行き仕事を探しましょう



・面接はできれば週に1回は向かいたいです



・仕事探しはハローワーク以外にもインターネットの求人サイト、コンビニやレンタルビデオ店に置いてある無料の求人誌、


からも出来ます。それらで問い合わせをしたり、応募もしましょう


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・ノートに日付順に、1つずつ求職活動の記録をつけていきます。例えば





5月11日 ハローワークに行く 11時~14時まで仕事を探す


    担当の横山さんより 交通整理の仕事の紹介を受ける


    交通費が320円かかった



5月13日 無料求人誌で〇〇飲食店に応募。追って連絡すると言われた



5月14日  〇〇警備の面接  病気のためと自宅から現場の距離が遠いため断られる


     交通費  550円



このような形で記録をつけていきます。あくまでやった求職活動をつけてください。嘘はいけません。



面接でよく聞かれる質問で


「ハローワークに行かれましたか?」「仕事は探してますか?」

と聞かれた時に



ノートを見ながら話すことができます。


恥ずかしくないならノートを相手に見せてもかまいません。




生活の困り具合も記録する



生活保護の面談に行く上で



・生活の困り具合、困窮の度合い



を日記のように記録をつけていくのは後から役立ちます。



文字で記録を残しておけば、福祉事務所の職員の人に言った言わないの議論になりにくいですし



何がどれだけ困っているかが時系列で分かるからです。



また仮に後から裁判やトラブルがおきた時に証拠となります。




例えばどんな風に書いていけばいいかといえば



6月12日 残金 3万2千円


    仕事がクビになって10日目  毎日不安でしょうがない



6月13日 残金 3万50円

     ハローワークに行く 2時間仕事探しをした


     紹介で軽作業スタッフの面接に行く予定がとれた


     食事は節約。卵かけご飯を食べる  100円で済んだ



6月14日   3万50円


     家賃の督促がきた。でも支払えない どうしたらいいのか


    食事は卵ご飯、もやし炒め  150円  早く仕事を見つけて栄養を取りたい



6月15日  2万9500円


     軽作業スタッフの面接、体格が悪いのか後から不合格の連絡がくる


    交通費 550円かかる  

  
6月16日  2万7千円


     熱っぽいのと胃が我慢できなくらい痛いので病院に行った


     薬代と併せて2千円もとられた 痛い


     ストレス性の胃炎といわれた 毎日がつらい



こんなように日記をつけましょう。



もし面談で緊張してうまくしゃべれなくとも、毎日の困窮した状態を、ノートを見ながら


もしくは職員に見せながら伝えれば、何も見ないよりは窮状を上手に訴えられるでしょう。

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