生活保護 一時扶助の基本~入学金・出産や葬式代も支給される

毎月発生するわけではないが、臨時に必要となる行事などの際に必要な費用も支給されます。


一時扶助の内容



被服費   ~  布団や衣類の費用



家具什器費 ~  料理道具やタンスやテーブルなどの家具類



移送費   ~  転居や入院する際に物を運び出す時の費用



入学準備金 ~  小中学校の入学の準備のための費用



住宅維持費 ~  水道が水漏れをおこしたり、網戸が台風で壊れたり修理に要する費用




新生活や転居をすると、物をそろえる際に、色々と出費が必要となりますが


生活保護費を少しずつ蓄えた金額では払いきれない可能性があります。



臨時にお金を支給してもらい支払いにあてます。


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〇請求の仕方


担当のケースワーカーに、「洗濯機がないから一時扶助をお願いします」と伝えてください



または家電屋に行き見積書を出してもらい、必要書類を書いて一緒に出して請求する方法も出来ます。




出産扶助



妊娠中のお母さんの中で生活保護の受給をしている人には、出産にかかる費用が支給されます。


それが出産扶助です。



〇内容


・施設分べん    →  24万5千円以内


・居宅分べん    →  24万9千円以内



病院で出産する場合には8日以内の入院代のうち、かかった費用が加算されます。



〇他


・もし双子の赤ちゃんの出産の場合には、1人を産むよりお金がかかりますから、金額も2倍になります



・支給のされ方は、病院代を代わりに振り込んでくれるのでなく、直接お金が支給されます




葬祭扶助



生活保護を受けている世帯の身内で、不幸があった場合です。


葬式を出すお金がなければ葬祭扶助を受けられます。



どんな項目に出るかといえば


・葬祭料


例 


1級地と2級地  大人20万1千円以内  子供16万800円以内



ほかに 火葬代、運搬費なども支給されます。



先にお金を支払ってしまわずに、まずはケースワーカーに相談してください。


色々と手はずを教えてくれるはずです。




・移送費


もし身内に不幸があって葬式に出席しないといけない場合、葬式が離れている地域で行なわれる場合には


配偶者や三等親以内の血族や二等親以内の婚族であるのなら


移動のための交通費や宿泊費も支給してもらえます。




生業扶助



就職のために資格を取りたいといった場合に学費を出してもらえるのが生業扶助です。



・専修学校の学費



・運転免許の取得代(運転免許が条件の仕事に就く場合)



・教育訓練給付の教育訓練講座


等に対して支給されます。



・生業費で4万5千円以内


・技能習得費で7万5千円以内 


などとされています。

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