生活保護の面接は何を希望するか話す・家を失わないようにする
生活保護を申請するにあたって覚えておきたい点の1つに
・現在住んでいるアパートやマンションは失わないようにする
という点です。
生活が苦しくなると
・家賃を滞納しがち
になります。
3か月も4か月も滞納し続ければやがて不動産会社から電話が来たり
下手をすれば家を強制退去させられます。もちろん
・ホームレスでも生活保護は受けられる
ではありますが、住所不定よりは後の手続きがスムーズではあります。
例えば
・貯金が残り18万円
・家賃は月に5万円
・仕事はクビになった
という状態であれば、
家賃を滞納して18万を残すより、家賃は払いながら
→貯金は最低生活費の半分程度までは残しつつ
・生活保護の申請を素早く出す
という方が生活保護の受けやすさという点ではスムーズです。
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また家賃を滞納した後に、生活保護を受け始めたからといって
家賃滞納した分は免除されるわけではありません。
少ない生活扶助の費用から返していかないといけなくなりませんから
その点からも滞納し続けるのは得策とはいえない、といえます。
面談では
・何をしてほしいか
きちんと伝えないといけません。意思表示と希望をしっかり伝えましょう
生活保護は「申請主義」と呼ばれて申請を出さないと受けられません。
事務所に行って「困ってます」だけだとどう困っているのか分かりません。
・本人みずからが生活が苦しい
と主張してそれを
・客観的な事実がそろってかつ、保護の要件がそろい行政が認めた
場合に初めて生活保護が受けられます。
だから両方がそろってないとダメなんですね。
いくら周りが受けた方がいいんじゃないかと思っても、本人の希望がなければ受けられません。
その最初の前提である
・何をしてほしいのか
をきちんと伝えるようにします。
例えばどんなのがあるかといえば
・就職活動をしたが受からない、貯金も残り1万円しかない
だから生活保護を受けながら(→ここの部分以下略) 求職活動をしたい
自立するまでお世話になりたい
・子どもを育てながら生活保護を受けたい
非正規でなく安定した仕事を得られるよう、求職活動をちゃんとやりたい
・年金だけでは暮らしてはいけない 周りからの仕送りも期待できない
だから~
と意思表示をハッキリ伝えます。
行政側も財政事情のプレッシャーから、自治体によってはさまざまな理由をつけて簡単には認めてくれないところもあります。
また「生活保護を受けたい、申請したい」と意思を示さないと、他の制度や自立支援センターなどに行ってください、
とたらいまわしにされる可能性もあります。
保護してもらうことへの気持ちが弱いと、「事務所にそう言われたから、まあいいか」とはじき飛ばされてしまいます。
もちろんすべて自分が望むのを福祉で手に入れられる訳でありませんが、
もし保護の要件に該当しているのなら、粘り強く申請まで頑張る必要があります。
保護を「勝ち取る」という姿勢がいるといえます。
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